不妊手術について
陰嚢を1cmほど切開して、睾丸を切除します。 吸収糸で縫合しますので、抜糸は不要です。
基本的に卵巣のみ切除します。子宮の全摘出をご希望の場合は、別途追加料金にて承ります。手術中に子宮の病気が発覚した場合や妊娠中の場合は、獣医師の判断にて子宮摘出となる場合があります。その場合も別途料金が発生します。 卵巣切除の方が切開創が小さく、手術も短時間で済むので、患者(猫さん)への負担が少ないです。手術が適切に行われれば、デメリットはありません。 卵巣切除に際して、おへその下辺りを1.5cmほど切開します。縫合は3針で、真ん中の1針だけステンレスワイヤを使用します。 術後にエリザベスカラーや傷口を保護する服は不要と思いますが、ご心配な方は無料(保証料2000円)で貸与していますので、ご利用ください。 10~14日後に抜糸が必要です。
手術は飼い猫と同様に行いますが、皮膚の縫合は万が一にも開かないようにステンレス製ワイヤを使います。抜糸は不要(抜糸することもできます)です。ワイヤは皮膚に残りますが、猫さんはあまり気にしません。
残念ながら、麻酔及び手術は100%安全ではありません。 飼い猫さんに関しては、健康だという前提でお受けします。健康状態に不安のある場合は、先に他院にて診察をお受けください。 30年以上、麻酔を含め、手術は一人で行っています。経験上私は不安を覚えませんが、それに関してご不安な方は多人数で手術を行う病院をお選びください。 過去30年間で1件、触れない狂暴な野良のオス猫で死亡例がありました。後で確認したら、痩せていて歯がボロボロの子でした。 このような不測の事態が起きる可能性は、成書では1/1000程度とされていますが、事故の確率を更に下げたい場合には手術前の血液検査をお勧めします(飼い猫さんのみ)。 万が一の場合は救命措置を行いますが、不幸な結果に終わることもあります。 申し訳ありませんが、手術ミス以外の事故の賠償は致しかねます。手術ミスの場合は、誠意をもって対応させていただきますが、御不審の場合は他院にてその旨の診断書(検案書)を取られるようお願いいたします。