症例報告:肺癌の猫さん
- コマ動物病院
- 29 分前
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今回は当院から症例のご報告です
健康診断によって奇跡的に命が救われた猫さんのお話です
16歳の猫さんです
毎年当院で健康診断を行っていました
それだけでも素晴らしいのですが毎年血液検査だけでなく、
胸部レントゲン検査や腹部超音波検査など画像検査も行っていました
(その場合完全予約制です、この猫さんも時間がかかりましたから)
健康診断の日もいつもと変わらず元気でした
そしてほとんどの検査で問題はありませんでしたが
唯一胸部レントゲン検査で肺にわずかな影が認められました

このわずかな影、悪性の肺癌なんです
猫さんにとって致死的な病気です

肺癌は症状が出てしまうと治療法がありません
症状が無いうちに奇跡的に発見して手術しかありません
16歳の猫さんですが飼い主様が手術の決心をしてくれました
手術は僕の大学の先輩が院長をしている
奈良県の「山の辺いぬねこクリニック」さん
そこで腫瘍科専門診察を受けていただき
腫瘍専門の田戸先生に手術を行っていただきました
よく知っており信頼出来る先生方でしたので
上手く連携を取った良い治療を行うことが出来ました
結果はやはり悪性の肺癌でしたが
幸い早期発見により完全切除出来ました
僕が伝えたいことは
・健康診断は大事
・画像検査は大事
・猫の肺癌は早期発見しかない
・すごく奇跡的に見つかった(タイミングが良かった)
・手術は信頼出来る先生がオススメ
ということです